桜の戦士達が教えてくれたこと。
10月13日19時45分。
ラグビーワールドカップ日本代表のベスト8行きを賭けたスコットランド戦が行われました。
結果から言うと日本代表は見事勝利!!ベスト8行きを無事決め、日本ラグビーの歴史に新たな1ページが刻まれた瞬間でした。
ベスト8行きを決めるためにスコットランドはかなり気合が入っていたように感じます。
ディフェンスもブレイクダウンも物凄く激しいものでした。
日本代表に対して上半身にダブルタックルを行い、寝かせずボールアンプレイアブルを誘うディフェンスをしつこく行い、結果的にスコットランド側にボールが渡るシーンが何度もありました。
ブレイクダウンにおいてはかなり激しく、後半ラックからの球出しが遅れると何度かターンオーバーを奪われてしまうシーンも見られました。
前半から日本代表はバックス陣が相手を切り裂きトライを重ね、後半に入っても早々に福岡選手がトライを奪うなど流れを自身の物にしていました。
しかしさすがのスコットランド、後半に入り2トライを続けて奪い、ついに1トライ1ゴール差まで迫りました。
しかし日本はそこで崩れなかった。規律を守り、前に出るディフェンスをしつこく続け、スコットランドの猛追をしのぎ切りました。
ベスト8
まさか日本ラグビーの歴史にこの言葉が載る日が来るとは夢にも思ってませんでした。
Twitterで元日本代表PRの畠山健介さんがおっしゃっていた言葉が胸に来るものがありました。
「努力しても、どんなに頑張っても、うまくいかない時やボコボコにされるときはあります。それでも諦めないで続ければ、いつかは報われる日が来るということを教えてくれたラグビーは素晴らしいスポーツだ。」
きっと生きていればボコボコにされることもあるだろう。うまくいかない日のほうが多いのかもしれない。きっとそんな日々の中、色々なものを諦めて、いつの間にか夢を追うことを諦めてしまう。
諦めなければ夢は叶うなんて言葉では簡単だけれども、実際諦めないことのほうが難しい。諦めて現状を受け入れて生活することだって決してダメなことではない。そこにだって幸せはあるはずだ。
でも本当にいいのだろうか。口から出る建前の裏に押しつぶされた「本音」はきっとあるんじゃないか。
「一度きりだから Life is beautiful あきらめきれない想いがあるなら捨てずに愛そう」
by kando bando Life is beautiful
日本代表だって1995年の屈辱の145失点から20年以上そのほとんどがボコボコにされた歴史の中で力をつけてきた。
20年。報われない時期もボコボコにされた時期も諦めずに乗り越えてきたからこその今だ。
自分の思いを大切に、諦めることを諦めて。
現実は厳しいけれどいつか来る日の目に向かって突き進もう。